제목   |  “降り始め”と“雨上がり”で違う!? 「雨の匂い」の正体は? 작성일   |  2020-06-30 조회수   |  2309

 

 

 

 

 

 

 

“降り始め”と“雨上がり”で違う!? 「雨の匂い」の正体は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨どきに傘を差しながら歩く街の歩道や、雨宿りで立ち止まる店の軒先などで、「雨の匂い」を感じたことはありませんか。ウェザーニュースでは「雨の匂い」についてアンケート調査を実施したところ、97%もの人が雨の匂いが感じていることが分かりました。

 

詳しく見てみると、「雨の匂いは好きですか?」という質問に対して、「好き」と回答した人が36%、「嫌い」が17%、「どちらでもない」は44%という結果に。

 

「好き」と回答した人のコメントをみると、「独特のアスファルト臭がなんか懐かしさを感じる」「降りたての埃っぽい匂いが好き」「土の香りなのか独特の匂いが自然の営みを感じる」と匂いの感じ方も色々あるようです。

 

本来、ほぼ100%が無味無臭であるはずの雨に、なぜ匂いを感じるのでしょうか。

 

匂いに詳しく、芳香剤をはじめとする化成品の研究開発・製造・販売に携わる京都リフレ新薬(京都府城陽市)に、「雨の匂いの正体」について伺いました。

 

降り始めに感じられる「石のエッセンス」ペトリコール
ひと口に「雨の匂い」といっても、その匂いの要因はいくつかあるそうです。

 

「まず一つ目は、雨が降っている際に、アスファルトから漂ってくる匂いです。これは、カビや排ガスなどを含むほこりが水と混ざり、アスファルトの熱によって匂いの成分が気体となったものです。

 

この匂いは『ペトリコール(Petrichor)』(ギリシャ語で『石のエッセンス』の意味)と呼ばれています。まず、雨粒が地面や植物の葉などに衝突したとき、微小な粒子を含んだ気泡(エアロゾル)が放出されます。次に、植物由来の油が付着したエアロゾルが乾燥した粘土質の土壌や岩石に当たった際に、それらがもつ成分がエアロゾルの中に取り込まれます。これが空気中に巻き上げられることにより独特の匂い、ペトリコールとなって、私たちが感じる『雨の匂い』になるのです」(京都リフレ新薬)

 

ペトリコールという言葉は、オーストラリアの鉱物学者イサベル・ジョイ・ベアーとR・G・トーマスが1964年、科学誌『ネイチャー』に発表した論文が起こりのようです。2015年にはアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループが、落下する雨粒をハイスピードカメラで観察し、ペトリコール発生のメカニズムを解明しています。

 

雨がまだ降っていない場所でも、不思議と雨を感じさせる匂いがすることがあります。

 

「これは、雨が降っているところで匂いを取り込んだエアロゾルが、風などによって運ばれてきたことが一因と考えられます」

 

 

雨の匂いを感じながら、その語源となった『石のエッセンス』や『大地の匂い』の言葉を思い浮かべてはどうでしょうか。ジメジメした梅雨どきの雨も、違って感じられるかもしれませんね。

 

 

 

 

リンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/d7603afe58c52c27905636c1019a21b68f0ed3fc?page=1

 

 

 

 


[単語]

1.雨宿り(あまやどり):雨を避けるために、軒下などにしばらく身を寄せること。
2.無味無臭(むみむしゅう):であるはずの雨に、なぜ匂いを感じるのでしょうか。
3.芳香剤(ほうこうざい):芳香があって気分をさわやかにする薬剤。
4.衝突(しょうとつ):突き当たること。ぶつかること。相反する立場・利害などがぶつかって争いとなること。
5.土壌(どじょう):地表からの深さはせいぜい1、2メートルまで。つち。

 

 

 

 

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