제목   |  評定ミスも…通知表“絶対評価”20年のひずみ 消える手書き「手が回らない」 작성일   |  2020-02-25 조회수   |  2239

 

 

 

 

 

 

 

 

評定ミスも…通知表“絶対評価”20年のひずみ 消える手書き「手が回らない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも通知表が登場したのはいつ?


 ひと昔前まで、通知表といえば「アヒルの行列」や「耳だらけ」という声も珍しくなかった。5段階評価の「2」や「3」の言い換え。一握りの優秀な生徒を除いて、当時の子どもたちは頑張っても越えられない壁を笑い飛ばすしかなかった。ところが、今の通知表で「アヒル」を見る機会はまれだ。キーワードは相対評価と絶対評価。背景には時代の変化も透ける。

 

そもそも通知表が登場したのはいつごろだろうか。歴史に詳しい京都大名誉教授で仏教大の田中耕治教授(教育方法学)によると、小学校の教育内容を定めた1891年の「小学校教則大綱ノ件説明」で、学校と家庭をつなぐために示された連絡簿が原型とされる。このころは、子どもの学びや生活の様子を記す通信欄に多くのスペースが割かれていたという。

 

 各教科の評定は「甲乙丙」「優良可」などの表記を経て、1955年から1~5の5段階で記される相対評価に変わった。割合は「5」が7%、「4」が24%、「3」が38%、「2」が24%、「1」が7%。40人学級で「5」は最大3人となる。それまでの評価で強く作用してきたとされる教師の主観をできるだけ排除することが目的だった。

 

01年に絶対評価へと大きく転換


 しかし機械的な振り分けに、児童生徒の努力が報われないなどとする批判が間もなく広がる。旧文部省も問題点を認め、71年には必ずしもこの枠組みにとらわれない方針を示している。

 

 相対評価はその後も維持されたが、2000年の教育課程審議会答申は「学習指導要領に示す内容を習得し、目標を実現しているかどうかの状況や、一人一人の児童生徒のよい点や可能性、進歩の状況を直接把握することには適していない」と指摘。学校間の学力差拡大や児童生徒の減少で客観性が確保されにくくなっていることも挙げ、01年に「目標に準拠した評価」、いわゆる絶対評価へと大きく転換された。

 

 では何が変わったのか。田中教授は「かつての通知表は学級の中での順位を示すものだった。今は児童生徒それぞれが具体的な目標をどこまで達成しているか、またその過程が評価され質的に異なる」と言う。

 

 極端に言えば、学級の40人がテストで100点を取り続ければ全員「5」もあり得るし、水泳で25メートルを泳げない子でも努力次第では保健体育で「5」のチャンスがあるということだ。

 

 「知識や理解に加えて関心、意欲も以前から評価対象だったが、説明責任を含めてより幅広く厳格な対応が求められるようになった」と、二つの評価を知る福岡市の50代の中学校教諭。「評価を教育活動の一環ではなく義務的、補足的なものと理解してきた」(田中教授)学校現場に一石を投じる形にもなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200225-00010000-nishinp-soci

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


[単語]

 

 

 

 

1.ひずみ:物事の進行する途中で欠陥の生じること。
2.アヒルの行列:通知表上にアヒルの行列=通知表に数字の2がたくさんあること。
3.耳だらけ:通知表上に耳だらけ=通知表に数字の3がたくさんあること。
4.一石を投じる(いっせきをとうじる):ある事柄について新たな問題や意見を提示し、世間や周囲の反響を呼ぶこと。

 

 

 

 

 

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