ファイザー飲み薬、28日から全国の医療機関で処方…
月内に8・5万人分を追加納入
後藤厚生労働相は22日の閣議後記者会見で、一部の医療機関で試験的に処方している米ファイザーの新型コロナウイルス感染症の飲み薬「パキロビッドパック」について、28日から全国の医療機関で処方を始めると発表した。当初の4万人分に加え、月内に8万5000人分が追加納入される。
ファイザーの飲み薬「パキロビッドパック」(ファイザー提供)
パキロビッドパックは、高血圧や不整脈など複数の薬と併用できないなど処方に注意が必要で、約1800医療機関に試験的に配布していた。約1週間で約280人に投与された。
英グラクソ・スミスクラインの点滴薬「ゼビュディ」は、これまでに約7万2000人に投与された。今月上旬までに9万人分納入されており、今週中に来月上旬に予定していた8万人分が前倒しで納入される。
米メルクの飲み薬「ラゲブリオ」は、3月末までに80万人分が納入される見通し。後藤氏は「患者の状態に応じて、適切に治療薬を選択してほしい」と述べた。
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