豪華絢爛の山車、花火も競演…「秩父夜祭」大祭
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産で、「日本三大曳山(ひきやま)祭り」の一つに数えられる「秩父夜祭」の大祭が3日、埼玉県秩父市で開かれた。彫刻や刺しゅうで飾られた豪華絢爛(けんらん)な山車と、冬の夜空に打ち上げられた約6000発の花火が競演。約18万8000人(日中を含む)の見物客でにぎわった。
山車の屋台4基と笠鉾(かさほこ)2基は、市中心部を巡った後、秩父神社から約1キロ離れた秩父公園の御旅所(おたびしょ)に集結。茨城県から来たアパート管理業の女性(66)は「花火もいっぱい見られたし、山車も威厳があった。幸せな時間を過ごせて感動した」と話していた。
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【単語】
1. 豪華 : ぜいたくで、はでなこと。また、そのさま。
2. 絢爛 : 華やかで美しいさま。きらびやかなさま。
3. 山車 : 神社の祭礼に引く山,鉾,人形などを飾った屋台。神が乗り移る鉾の上の飾りの「出し」に由来する。
4. 花火 : 火薬と金属の粉末を混ぜて包んだもので、火を付け、燃焼・破裂時の音や火花の色、形状などを演出するもの。火花に色をつけるために金属の炎色反応を利用しており、混ぜ合わせる金属の種類によってさまざまな色合いの火花を出すことができる。原則として野外で使用するのが一般的。
5. 競演 : 演技や演奏の優劣を競うこと。また、同一あるいは類似の劇や役を演じて、人気や優劣を争うこと。
6. 秩父夜祭 : ユネスコ無形文化遺産に登録されている埼玉県秩父市にある秩父神社の例祭であり、毎年12月1日から6日に行われる。
7. 大祭 : 神祭のなかでの重要な祭り。規模の大きい祭り。
もと祭祀(さいし)令によって定められた、神宮および神社の重要な祭り。特に、伊勢神宮の祈年祭・月次(つきなみ)祭・神嘗(かんなめ)祭・遷宮祭など。
8. 無形文化遺産 : 民俗文化財、フォークロア、口承伝統などの無形文化財を保護対象とした、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の事業の一つ。2006年に発効した無形文化遺産の保護に関する条約に基づく。
9. 祭り : 感謝や祈り、慰霊のために神仏および祖先をまつる行為(儀式)である。供物そのほかが捧げられる。
10. 彫刻 : 木・石・金属などに文字や絵・模様を彫り込むこと。また、木・石・金属などを彫り刻んで立体的な像につくり上げること。また、その作品。
11. 見物客 : 祭りなどの催し物や名所を見て楽しんでいる人のこと。
12. 御旅所 : 神社の祭礼で、祭神が巡幸するとき、仮に神輿(みこし)を鎮座しておく場所。神輿(みこし)宿り。仮宮。旅の宮。おたびどころ。たびしょ。
13. 集結 : 1か所に集めること。また、集まること。結集。
14. 威厳 : 近寄りがたいほど堂々としておごそかなこと。
15. 感動 : ある物事に深い感銘を受けて強く心を動かされること。